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博多包丁ちくぜん 期間限定ショップ
博多庖丁(包丁) をご存じですか?
遠く平安時代、「筑前刀」と呼ばれた優れた日本刀を生み、さらに鎌倉時代には名人「正宗」に学んだ左文字一派によって隆盛を見た博多の刀鍛冶の歴史はやがて日本刀が持つ優れた特性を生かした万能庖丁を生みました。
「博多庖丁」の起源となったその庖丁は、タイ・ブリなどの海産物から猪や鶏などの獣肉まで一本でさばけるほどの優れた切れ味を持っていたと言われます。
その伝統の技を受け継いだ、日本刀の持つ極限の切れ味に、現代の食生活にマッチした機能性を加えた「ちくぜん・博多庖丁」は、錆びにくく、研ぎやすく、一生道具として末永く御愛用いただけます。(博多庖丁ちくぜん 公式HPより)
こちらが、その 博多庖丁。
▲博多包丁ちくぜん 博多包丁 万能 税込24,200円
まるで工芸品のような美しさをたたえるこの逸品をご覧いただける催事を開催いたします。
博多包丁ちくぜん 期間限定ショップ
2024年2月21日(水) ~ 2月27日(火) 7日間
本館B2南側連絡通路イベントスペース
昨年2月に初開催し、100本以上(!)の包丁を販売した大好評催事を今年も開催いたします。
ぜひ、お越しください!
と、本題はここまでです。
ここからは、博多庖丁ちくぜん の 博多包丁 について、徒然なるままに書き記します。
お時間がある方は、よろしければご一読ください。
前回の催事開催前、古賀市の工房を尋ねました。
そこには、まるで忍者の秘密道具のような怪しげなオーラを放つ刃物が大小ところ狭しと置かれていました。
料理用の包丁以外にも、様々な産業界の多様なニーズに対応した特殊な刃物を数多く手掛けているとのことでした。
そうした刃物に囲まれて、ちくぜん の 牛原さん 父子と、気づけば数時間話し込んでいました。
「催事をやってみたい。それも食品フロアで。博多包丁をより多くのお客様にご覧いただきたい。」と、牛原さんは静かな口調で熱く語ってくださいました。
私は「食品売場に包丁を買いに来られる方は居ない。食品を買いに来た方が、出合い頭に20,000円を超える包丁をお求めになるだろうか…」と思いましたし、誰でもそう思うことでしょう。
しかし、博多包丁のクオリティと牛原父子の熱意は十分。
「ならば、腹くくって一緒にやりましょう!」ということになりました。
この時、本音では「食品フロアで高額な包丁をお買い求めいただくのは、かなーーーーーり難しいのではないか。」思っていました。
それでも「ちくぜんさんの素晴らしい博多包丁を多くのお客様に知っていただく機会には必ずなる。それは長い目で見れば、ちくぜんさんにとってプラスになるはず。」と考えて開催を決めました。
そして催事が終了。
博多包丁のクオリティはもちろん、工夫された展示・陳列の仕方、商品への熱意がお客様に伝わった結果、1週間の催事で 用意した100本以上の包丁が完売(!) という驚きの結果に。
私は”驚異的”と感じましたが、もしかしたら ちくぜん 牛原父子 には、当然だったのかもしれません。
包丁は実用品ですが、ちくぜん の 博多包丁は、見ているだけでもうっとりしてしまいます。
特徴的な峰の反り(峰:刃の背中側の部分。「安心しろ、峰打ちじゃ」のアレです。)が、日本刀のような美しいたたずまいを生み出しています。
日本刀は、突いたり、叩きつけたりするのではなく、斬ることを前提とした武器。反りがあることで、少ない力で効果的に物を斬ることができるようになっているそうですから、博多包丁の反りも、単なるデザインではなく、バランスや切る運動のしやすさに貢献する機能美なのです。
私も 博多包丁 を愛用しており、普段はいつもの包丁、”ここ一番”は、ちくぜんの博多包丁 と、使い分けています。
「良い包丁を使うと料理が上手くなった気がする」とは、ありきたりな言い回しですが、ましくその通り。
いつもの包丁ではぐにゅぐにゅして難儀する鶏モモ肉が、ぞくぞくするくらい気持ちよくバラされて行き、野菜にはスイスイ刃が入る。
切れ味はもちろんのこと、柄の握り心地や刃と柄のバランス、先述した反りなども貢献しているのだと思います。
まさに 一生モノ です。
ちょっとお値段は張りますが、24,200円で購入したとして1年間365日使うと1日当たりたったの66円。10年使えば6.6円/日 です。
それで毎日、ぐにゅぐにゅの鶏が気持ちよく捌け、玉ねぎ、にんにく&しょうがの刻み、トマトのカットがはかどり、スパイシーなチキンカレーが作れるんだから最高だと思うのです。
そして、よく切れるという実用性に加え、良いものを使っているんだ という気持ちの豊かさ。(これ非常に大切)
私は道具を選ぶとき、いつもそれを意識します。
お支払いの瞬間は、正直 「う~」ってなりますが、使うときは必ず豊かな気持ちになれます。
良いものは長持ちします。日割計算で考えてみると、数年でダメになるそれなりのものより、お値段は張るけど、長く使える良いものの方が結果的に安かったりするのです。
買おうか、買うまいか、どうしようか。
悩んだときは、ぜひ、それを使っている毎日をイメージしてみてください。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
いつもタイパが悪い、令和的でないブログを書いてしまい、反省しておりますが止められません。
職人が手作りした日本刀の良さを受け継いだ「ちくぜん」の博多包丁。
通常は予約注文のみで、今は、注文から納品まで半年から1年はかかるそうです。
今回は催事用に頑張ってご用意いただきましたので、店頭購入で即、お持ち帰りいただけます。
まずは手に取ってご覧いただきたい。
博多包丁ちくぜん 期間限定ショップ
2024年2月21日(水) ~ 2月27日(火) 7日間
本館B2南側連絡通路イベントスペース
この機会にぜひお越しくださいませ。
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