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『始原の光 田﨑英昭 中島秀明 現代美術 二人展』開催中です!!!
12月18日(水)~24日(火)
※最終日は午後4時閉場
始原の光
田﨑英昭 中島秀明
現代美術 二人展
田﨑英昭氏は日本の古墳から発掘された壁画や、ラスコーの壁画などの原始美術を絵画の魂の出発点として、土や石などの粉末顔料を用い、抽象画を発表されています。
中島秀明氏は筆を使わず色光をアクリルで描き、新しい境地を拓いています。
共に諫早という有明海に面し、多良岳の豊かな水と空気の中でそれぞれの質の高い歓びの芸術品がはぐくみ誕生しています。
●●●作品の一部をご紹介●●●
田﨑英昭
私は風景そのものをすばらしいと感じることも多いが、それよりもその心の点在しているもの、例えば壁の一部、鉄板、木や布、紙の風化した形などに、より心ひかれる。
それらはみな時の流れを潜ったもの特有の厳しさ、美しさを持っているように思えてならないからである。身近に捨てられ壊れかけた鉄器に心ひかれて絵になったもの。
赤褐色、黄白色の素朴で原始的な色合いを帯びた丸や三角、四角の形の集合体が微妙なバランスをとりながら空間の中で光を放って存在している状態を表現していきたい。
田﨑英昭
『豹 20220530』
ミクストメディア
( 60.6×72.6㎝)
田﨑英昭
『寄 20240705』
ミクストメディア
( 72.8×60.5㎝)
田﨑英昭
『陽 20240604』
ミクストメディア
( 40.1×30.1㎝)
小さめの作品たち
中島秀明
35年前、額縁が不必要になり、物を描写することを棄てました。
20年前、色を塗る行為に不自由を感じ、これを停止しました。
現在は、色を流し込む(ステイニング)技法を採用しています。
このことは出すぎる自己を抑制するのに役立っています。
ギリギリまで効果を考え計算し行為に臨み、後は自然のカオス(絵の具、和紙、キャンバス、布、アクリル板などが作る色層)に放り出すのです。
アートは最初も最後もなく、あるのは鮮烈なる一瞬一瞬のプロセスにあるように思います。
中島秀明
『壁と共に 020-10-3』
アクリリック・岩絵具・寒冷紗・布・アクリル板
(50.5×50.5㎝)
中島秀明
『透過の森へ 023-3-1』
アクリリック・岩絵具・寒冷紗・布・アクリル板
(61.5×61.5㎝)
中島秀明
『壁と共に 020-10-3』
アクリリック・岩絵具・寒冷紗・布・アクリル板
(24×24㎝×2)
中島秀明
(左)『鳥たちの山頂 024-11-1』
アクリリック・岩絵具・寒冷紗・布・アクリル板
(61.5×61.5㎝)
中島秀明
(中央)『鳥たちの山頂 024-11-2』
アクリリック・岩絵具・寒冷紗・布・アクリル板
(61.5×61.5㎝)
中島秀明
(右)『明らかな場所・月 024-11-1』
アクリリック・岩絵具・寒冷紗・布・アクリル板
(61.5×61.5㎝)
今週は長崎出身作家の2人展を開催しています。
作風を見ていると対象的のようにも思いますが、独特な表現方法を追求し続けておられる姿など共通点も多く感じます。
それぞれ作品を1点ずつ並べたウインドウを見ていると、固体と流体を表現されているようにも思ってきます。
是非、この機会に店頭にてご覧くださいませ。
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本館6F アートギャラリー
(代表)092-712-8181