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『THE MONPE ~絣のある暮らし~』vol.3
こんにちは!
9/28(水)~10/4(火)の7日間、
本館1階アンテナプラスにて
『THE MONPE ~絣のある暮らし~』
を開催いたします!!
このイベントの一番の魅力は、
なんといっても、4つの織元の商品が一堂に揃うこと!!
実はとっても珍しいことなんです✨
さらに、作り手たちが自ら店頭に立ちますので、
作品への想いや久留米絣の良さを
直接聞くことができます♪
今回は、出店する4つの織元をご紹介!
◆◇丸亀絣織物◆◇
明治元年創業以来、
約150年5代に渡り久留米絣の織元として時代と共に歩んできました。
手仕事にこだわり、糸染めから織・製品の作成なども手掛け、
時代に合わせた色や柄で日常に寄り添う絣製品を製造しています。
△5代目 丸山重俊さん△
柄に遊びゴコロが感じられる丸亀絣のもんぺたち!
スニーカーやサンダルにも合わせられる
カジュアルでかわいいもんぺをご用意しております♪
子どもも大人も動きやすく、どこに着ていくにもぴったり!
◆◇坂田織物◆◇
1948年の創業以来、久留米絣の伝統を受け継ぎながら、
常にその魅力を現代に残し可能性を広げるべく奔走する織元です。
△代表の坂田和夫さんと坂田織物で働く皆さん△
絣の魅力をもっと伝える為に、
伝統を守りながらもオリジナルの挑戦をされています。
久留米絣に触れる場を創出するため、
定期的にワークショップを開催したり、
国内はもちろん海外の展示会にも作品を出品しています。
最近では、これまで培った深い知識と高い技術力を活かし、
新たな表現に挑戦するテキスタイルブランド「sakata」がデビュー。
8/30には「坂田織物カフェ」もグランドオープンしました!
バリスタが淹れるこだわりの珈琲もお楽しみいただけます♪
スタイリッシュな坂田織物のもんぺをお楽しみ下さい♪
◆◇池田絣工房◆◇
2019年に創業100周年を迎えた、老舗の久留米絣メーカー。
布の風合いを最大限出せるよう、熟練の職人による手織りにこだわっているので、
機械織りでは出せない、繊細な柄と藍染めならではの
独特な“ずれ”や“にじみ”をお楽しみいただけます。
△3代目 池田光政さん夫妻と
4代目 池田大悟さん夫妻△
伝統技術の継承のため、新しい取り組みも。
ギャラリー兼ショップから見えるようガラス張りの作業場を作り、
機織の職人さんが自由な時間に出勤して、
好きなだけ絣を織る仕組みを構築。
今年92歳になるベテランさんから子育て中の女性まで、
多くの職人さんが通い、技術を継承しています。
◆◇野村織物◆◇
明治31年に創業した野村織物。
無数の色と柄を生み出すことに力を注ぎ、全国各地に久留米絣の魅力を発信しています。
△4代目 野村周太郎さんとご家族△
これまで先代たちが築き上げてきた絣らしさに「のむららしさ」を取り入れ、
年間50~80の新たな色・柄をつくり、
“懐かしい、だけどなんだか新しい”久留米絣を広めながら
オリジナル商品のバリエーションを少しづつ広げています。
繊細な柄や色使いの反物、圧巻でした!
いかがでしたでしょうか?
それぞれの織元が伝統に誇りを持ち、
その技術を継承しながらも、
現代のライフスタイルに合わせたものづくりをしていました!
今回の1日取材を通して感じたのは、
織元の職人さんやそのご家族の温かさ!!
皆さんの想いが作品の1つ1つへのこだわりに表れているようでした。
そんな職人たちのこだわりの逸品を
堪能することができる今回のイベント!
久留米絣ファンはもちろん、
久留米絣のことをこれから知りたい!という方にも
楽しんでいただけるような品揃えです。
ぜひこの機会にお越しくださいね♬
~久留米絣の歴史について~
皆さまは私たちが暮らす福岡の伝統工芸を、どのくらいご存知でしょうか?
福岡県南部の筑後地方では「久留米絣」という伝統工芸があり、
20数件ほどの織元が現在も織物を続けています。
「久留米絣」は、生地はやわらかく丈夫で、夏は涼しく冬は暖かいという綿素材ならではの良さをもち、
機能性の高さから長く愛されてきました。
工程は非常に緻密で、
柄を生み出すために糸束を縛って染色し、
染めた糸束をまた一本一本の糸にほどき、織ることでやっと一枚の織物になります・・・。
非常に難易度が高く、手間がかかりますが、熟練の職人達によって長くこの技は紡がれてきました。
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