2024年のテーマは
対馬高校
ユネスコスクール部と共創
今年のツリーは、日本一海ごみが流れ着く“対馬”の生徒たちと共に美しい地球と生物の豊かな繋がりを守りたいという想いを込めて創り上げました。
ツリーを彩るオーナメントは、対馬の海岸に流れ着いたプラスチックごみ(発泡スチロールやペットボトルキャップ)や流木をアップサイクルし制作。
美や幸福、“変容”の象徴である蝶をアイコンに、たくさんの生き物が繁栄していく未来に向け、環境問題を回復させるための行動変容“Change”の輪を広げていきます。
LIGHTING CEREMONY
クリスマスツリー
点灯式
大丸福岡天神店
エルガーラ・パサージュ広場
中島浩二
2024 CHRISTMAS TREE
Features
Features : 1
Ornament
オーナメントは2022年のWhite Bless
Christmasのものを引き継いでいます。対馬市に流れ着いた白い海ごみ(主に発泡スチロール)をアップサイクルして作ったものです。
Features : 2
Photo Spot
2023年のクリスマスツリーのアイコン「フラワーポット」と2024年のアイコン「蝶」を廃プラスチックでアップサイクルし飾り付けしております。
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対馬で分別回収されたペットボトルキャップをテーマ “Change”のアイコンとなる蝶で表現。
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フォトスポットのベースとなるハートは対馬市に流れ着いた流木を使用しています。
2024 CHRISTMAS TREE
Story
対馬高校ユネスコスクール部
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九州探検隊
日本一海ごみが流れ着く島“対馬”の
生徒たちと創るクリスマスツリー
豊かな生物多様性に支えられた生態系は、私たちの社会に様々な恵みをもたらしてくれています。しかし、人間活動の影響により、地球全体でかつてない速度で様々な生物が絶滅の危機に瀕しており、早急な行動変容“Change”が求められています。
日本一海ごみが流れ着く対馬市と共に、
SDGs達成に向けて活動をしている九州探検隊は今年6月、対馬高校ユネスコスクール部を訪問。絶滅危惧種の保全活動をしている生徒たちと共にツリーを通じて環境問題に対する行動変容の輪を広げたいと提案するとこれに快諾。2024クリスマスツリープロジェクトが発足しました。
何度も行われたデザイン会議では、一人でも多くの方に行動変容のきっかけを創りたいという想いのもと、対馬の固有種である「ツシマウラボシシジミ(蝶)」を行動変容“Change”のアイコンにしようと決まりました。
ツリーを彩るオーナメントの蝶は、プラスチックゴミを価値あるものに変える活動をしているプレシャスプラスチックのメンバーと共創。制作したたくさんの蝶の中で、生徒たちが造ったものには特別に、未来の対馬へ想いを載せた動画をICチップに埋め込みました。
美しい地球と生物とのつながりを守るため、行動変容の輪を広げるという想いを込めたクリスマスツリーは、生徒たち自身により点灯のボタンが押され、明かりが灯されます。
Cooperating Organizations
協力団体
対馬高校
ユネスコスクール部
2015年に長崎県で初のユネスコスクール(ユネスコの理念を実現するため、平和や国際的な連携を実践する学校)に認定された同校は、対馬の地域性を活かした活動として2018年「ユネスコスクール部」を発足。1回目の活動日に、対馬市文化交流・自然共生課の職員を講師に招き、対馬のみに生息する絶滅危惧種のチョウ「ツシマウラボシシジミ」の実態を学習。その保護活動に取り組むことを決めた。
現在、ユネスコスクール部としては、「ツシマウラボシシジミ」や「オウゴンオニユリ」の保全活動を継続していくとともに、海岸清掃活動に参加するだけではなく、イベントの企画・運営にも積極的に関わり、部員以外の生徒にも海岸清掃に取り組んでもらえる環境づくりをすすめている。
Precious Plastic
Tsushima
世界的な海ごみのホットスポット「対馬」でプラスチックのアップサイクルを通じて、環境問題に対する啓発と解決に向けた仕組みづくりに挑戦。また、原因となる陸ごみにも向き合い「海にも街にもごみのない対馬」を目指し活動をしている。
Precious Plastic
Karatsu
“プラスチックをリサイクルして唐津の海を綺麗にしよう”をテーマに地域で出たプラスチックゴミを地域の中でクリエイティブに再生し、新しい循環型社会を目指すプロジェクト。オープンソースで世界中のコミュニティと協働しながら進めている。
プラスチックゴミ問題に、個人、地域レベルで関われるのが、「Precious Plastic(プレシャスプラスチック)」というプロジェクトです。プラスチック廃棄物をリサイクルし、新たな命を吹き込むため作られたオンラインのオープンソースコミュニティで、世界中で様々な国の人々が地域レベル・個人レベルで活動をしており、地域で排出されたプラスチックを地域内で価値ある資源に変えていく活動を行っています。
㈱博多大丸九州探検隊は、2023年4月、Precious Plastic Kyushu(プレシャスプラスチック九州)を立ち上げました。
九州各地のビーチクリーン活動や、プレシャスプラスチックのワークショップを通して、九州・日本の海を守る活動を推進していくことを目指しています。
HISTORY
これまでのツリー
White bless
Christmas
クリスマス
白いツリーの為、白色系の海ごみを装飾、オーナメントにも使用。トークイベントなど環境問題への啓発を行った。
CIRCURATION
2022年同様、対馬市と連携を取りながら全国のプレシャスプラスチックの団体と繋がり、プラスチックをアップサイクルしたフラワーポットを使って循環型社会を表現した。
in エルガーラ・パサージュ広場
【平日】16:00〜21:00
【土日祝】12:00~21:00
What’s KYUSHU TANKENTAI
九州探検隊とは
2018年6月に、博多大丸創業65周年を機に発足した九州応援プロジェクト。福岡・天神の大丸から、九州の魅力あるヒト・モノ・コトの情報発信を行ってます。現在、九州・沖縄の自治体119市の内116市とアンバサダー認定をかわし、物産や観光から環境問題まで、幅広く情報交換を行いながら、1つ1つのプロジェクトを通して地域と深く関わり、よりよい未来のため、地域の活性化のため、日々活動をしてます。
DAIMARU CHRISTMAS
大丸のクリスマス
2024
主催
株式会社 博多大丸
協力
対馬市