“こと”に出会う

The Monpe 2023~絣のある暮らし~

九州のイベント #工芸品
会期:2023年9月27日(水)~10月3日(火)
場所:大丸福岡天神店 本館1階アンテナプラス
時間:午前10時~午後8時
主催:久留米絣協同組合青年部
参加:坂田織物、丸亀絣織物、野村織物、森山絣工房 藍森山、池田絣工房、かすり工房「藍の詩」冨久織物、西原織物(順不同)

 

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久留米絣共同組合青年部

〈左から〉【坂田織物】坂田和生/【西原織物】西原孝彦/【かすり工房「藍の詩」冨久織物】冨久洋/【野村織物】野村周太郎/【池田絣工房】池田大悟/【森山絣工房 藍森山】森山浩一/【丸亀絣織物】丸山重俊/【森山絣工房 藍森山】森山典信

 

 

昨年、大丸福岡天神店で初開催、大好評いただいた「The Monpe~絣のある暮らし~」がパワーアップして今年も開催します!

このイベントの魅力は、久留米絣の織元のもんぺが一堂に揃うこと。

 

4織元が参加した昨年に続き、本年は久留米絣協同組合青年部の7織元が参加します。

 

作り手たちが自ら店頭で、久留米絣について、もんぺについて、織元の商品について、おすすめする貴重な機会です。

 

 

 

 

笑っちゃうほどきもちい久留米絣もんぺ

 

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《《《久留米絣のこと》》》

日本三大絣のひとつ「久留米絣」。

1957年に国の重要無形文化財に指定された、江戸時代から続く福岡県が誇る伝統的工芸品です。

絣が出来上がるまでの作業はおよそ30工程にもおよび、完成まで約半年を要します。

糸を先染めする過程において、染めない部分を作る「括り(くくり)」という作業が特徴のひとつ。

束ねて染めた糸をまた一本一本の糸に解いて織ることにより、染まっていない部分が美しい柄となって現れます。

 

《《《“もんぺ”のこと》》》

“もんぺ”は、働くときに着用するものとして作られました。

ポケットは前付き、後ろにつけないことでお尻部分がつっぱらず、立ち座りがスムーズになります。

劣化しやすい膝には膝あて、ウエストはゴムを使用してゆったり、裾には絞ってたくし上げることもできる裾ゴムがつきます。

丈夫で長持ちする久留米絣は、“もんぺ”にぴったりの生地として愛されてきました。

 

 

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《《《“もんぺ”は和製ジーンズとも呼ばれている!?》》》

先ほど説明したように、“もんぺ”は和服における袴の形状をした作業着の一種。

またはそれを改良した作業用ボトムス(下半身を纏う為の衣服)を指します。

そのことからも「日本版のジーンズ」と言われるほど密かに人気が高まっているのです。

 

今、久留米絣の織元では、そのような“もんぺ”の機能はそのままに、日常着として愛される『現代風もんぺ』として進化しています。

 

 

《《《軽く、柔らかく、楽ちん!》》》

細い綿の糸で織られた生地は軽くてしなやか。

丈夫だから、洗濯機でどんどん洗っても傷みにくく、むしろ使うほどに柔らかく馴染んできます。

ジーンズのように長年着続けることで風合いが増して、生地が味わい深くなることが、久留米絣の最大の魅力です。

 

 

《《《柄×デザインで自分だけの一着を》》》

江戸時代から脈々と受け継がれる久留米絣。

世代ごとに新たな感性が加わり、色柄も豊かになっています。

 

 

今回参加する7織元も、それぞれの個性を活かした色柄の生地を織り上げています。

産地では、手織りと機械織りの両方を行っており、染色においても藍染、化学染料染など、それぞれの良さを活かした織物を作っています。

伝統を大切にしながら、新しい挑戦を続けることで様々な表情の生地が生まれているのです。

 

 

 

 

The Monpe 2023 取組みポイント

 

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①久留米絣の7つの織元が参加します

久留米絣協同組合青年部の7織元が出店します。

それぞれが手掛ける生地の織や柄について知り、個性豊かな織元の商品を会場内で見て、体感して、比べることができます。

 

 

 

②個性豊かな織元の“もんぺ”をバリエーション豊富に販売します

 

■豊富なデザインが魅力「丸亀絣織物」■

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【レンコンもんぺ(S~L)】

-税込16,500円-

 

大きなレンコン柄が印象的な縁起の良い新作“もんぺ”。

生地は着用時にレンコンが真ん中に表れるように計算し、“もんぺ”のためだけに織り上げています。

形は快適な着心地と体形カバーもできる定番の人気デザインです。

 

 

■繊細な色使いで表情豊か「野村織物」■

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【10分丈もんぺ(S~LL)】

-税込12,100円~16,500円-

 

野村織物を代表する定番“もんぺ”。

腰回りをすっぽりと覆いながらすっきりみえるストレートなシルエット。

もっとも久留米絣らしいと愛されてきた経緯絣(たてよこかすり)。

花菱と格子をミックスさせた「花菱格子」柄で、たて糸とよこ糸とが交わることで絵柄を浮かび上がらせる、難易度の高いものです。

 

 

■アイデアと工夫で藍染、手織りを身近に!「池田絣工房」■

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【もんぺテレコ柄(フリーサイズ)】

-税込22,000円-

 

手織と機械織の生地を組み合わせた、池田絣工房の代表“もんぺ”。

手織だからこその繊細さを感じる「四段吉祥」柄の絣生地が使用されています。

脚の形に程よく沿ってすっきり見えるストレートラインのデザインです。

 

 

■新しい感性と職人技の融合「坂田織物」■

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【ジョッパーズパンツ(フリーサイズ)】 

-税込23,100円-

 

3代目のお母様が考案した20年のロングセラーを誇る人気パンツ。

ヒップ周りはゆったり、ひざ下からはスッと細身で、もたつかずスッキリ着こなせます。

明るい色や無地も得意とする坂田織物。

経糸の色味や質感を変えることで生まれる、絶妙なニュアンスを感じる生地です。

 

 

 

③特別な生地で“もんぺ”のオーダーができます

 

通常、“もんぺ”の取り扱いの無い織元の生地を使って、お好きなパターンで“もんぺ”のオーダーを承ります。

 

 

■冨久織物工房■

産地でも珍しい「手織り」と「機械織り」の両方を生産する工房。

特殊な柄にも対応できる高い技術と知識を保有。

生地作りと文化財技術継承を並行して取り組む稀少な織元です。

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■西原織物■

糸の色・種類を多く扱い、バリエーションの豊富さが特徴。

今では少なくなった技法を受け継ぎながら、織りの専門織元として伝統を守り続けています。

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■森山絣工房 藍森山■

重要無形文化財に則った久留米絣の工程を守り続ける数少ない工房の一つ。

化学染料を使わず、オーガニックコットンと天然のすくも(藍の原料)を使い、国が認めた職人が手括り、藍染め、手織りの繊細な作業を担当。

手織りでしか出せない柔らかな風合いと、手作業だからこそ生み出される細かく繊細な模様が特徴の工房です。

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久留米かすり「もんぺ」カスタムオーダーについて

 

 (生地販売)

  冨久織物、西原織物、森山絣工房、丸亀絣織物、池田絣工房 

   無地(1m)1,650円(税込)~

   柄(1m) 2,750円(税込)~

 (加工代)

    仕立て   7,700円(税込)~

  ※型紙によってお値段が異なります。

 (もんぺの型紙)

    21型(坂田織物、丸亀絣織物、池田絣工房、野村織物)

 (納期)

    約1ヶ月

 (その他)

    出来上がり後、織元からお客様へご郵送いたします。

 

 

 

 

“外国人”からも人気の高いモンペ!!

日本の誇る“伝統工芸”世界へ!!

 

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それぞれの織元が伝統に誇りを持ち、その技術を継承しながらも、現代のライフスタイルに合わせたものづくりをしています。

そんな職人たちのこだわりの逸品を堪能することができる「The Monpe2023~絣のある暮らし~」

久留米絣のファンの方はもちろん、はじめて久留米絣に触れる方にも楽しんでいただけるイベントです。

 

 

 

 

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