【2022大丸のクリスマスツリー 点灯式特別イベント】
White bless Christmasの楽しみ方
~ツリーの彼方にある海の現実と未来~
日本で海洋プラスチックごみが最も沢山流れ着く島、長崎県対馬市。
2022大丸のクリスマスツリー「White bless Christmas」は、対馬市の海に流れ着いた海洋ごみをアップサイクルしてオーナメントとして使用したツリーです。
対馬市に多く自生する「ウミテラシ」の白い花びらをイメージした、幻想的な白いクリスマスツリーに想いを込めて、対馬の現状についてお伝えできればと思っています。
▼対馬に自生するウミテラシ▼
対馬は地理的な特徴や気象条件も重なり、毎年膨大な海ごみが漂着します。
海ごみの約7割がプラスチック類であり、放置状態が続けば、プラスチックの劣化が進み、マイクロプラスチック化に繋がります。マイクロプラスチックが堆積している海岸もあり、海中に流出し日本海沿岸にも影響を及ぼす可能性があります。
だからこそ、対馬での海ごみの早期回収は、対馬のためだけでなく、日本の海洋プラごみ問題にとって重要な取り組みであるといわれています。
▼対馬の海岸の様子▼
2022大丸のクリスマスツリー 点灯式特別イベント「White bless Christmasの楽しみ方~ツリーの彼方にある海の現実と未来~」では、対馬の実務家によるリレートークを行います。
対馬の現状について、海ごみ問題について、また魅力溢れる対馬の自然について、第一線で活躍する方々よりお伝えすると同時に、White bless Christmas ツリーの見所や楽しみ方をご紹介いたします。
*** *** 登壇者のご紹介 *** ***
末永 通尚(すえなが みちなお)
一般社団法人対馬CAPPA理事。外資系、ベンチャー企業等を経て対馬にUターン。色々な出会いから、もう一度、社会の役に立つための仕事(生き方)をしようと決意し、海ごみ問題に取り組むようになる。対馬の海ごみ問題の中間支援組織である対馬CAPPAの中心メンバーとして、日々、海ごみ問題に向き合い、モニタリング調査や啓発活動等に取り組む。
阿比留 正臣(あびる まさおみ)
対馬市市民生活部次長兼環境政策課長。対馬における観光振興、国際(日韓)交流に長らく携わり、「朝鮮通信使に関する記録」のユネスコ世界の記憶登録に貢献。今年4月から一般廃棄物処理や海ごみ対策等を所管。現在、海ごみ問題と奮闘中。
前田 剛(まえだ つよし)
対馬市SDGs推進室係長。2005年、ツシマヤマネコをはじめとする島の自然の豊かさと対馬の方々の人情味に魅了されて対馬に移住。人もヤマネコもウミガメもいつまでも安心安全に暮らし続けられるよう、現在、主に海洋プラスチックごみ問題を切り口としたSDGsの総合的な推進を担当。
《MC》
中上 真亜子(なかがみ まあこ)
協力:対馬市SDGs推進室、一般社団法人対馬CAPPA