九州探検隊は海洋ごみについて学ぶため佐賀県唐津市を訪問し、「"CHANGE FOR THE BLUE" カードゲーム」を体験してきました。
このゲームは、海のごみやよごれを減らす行動のシミュレーションを通して海洋ごみ問題について考えることを目的としており、小学生から大人まで60人以上の方が集まり開催されました。
ゲームでは農家や漁師、役場、工場などの12の役割をチームごとに担い、全員で海洋ごみを減らすための行動を行います。
選択には「仕事」と「生活」の2つのアクションがあり、日常生活の中で行っている行動が海の環境にはどのような影響をあたえているのか、海の環境をよくするための行動にはどのようなものがあるのかなどを体験を通じて考えることができます。
選択したカードを実行すると結果カードが渡されると同時に、地域の状況を表すメーターが変化します。
メーターには「市民意識」、「便利さ」、「技術」、「ごみ・汚れ」が変化します。
チームのみんなと力を合わせてゴミを減らしていくためにはどうしたらいいのか、どうすべきなのか考えました。
便利さを維持しながらゴミを減らすことがとても難しいと感じ、現実社会でもコンビニエンスストアでペットボトルを買えるのは便利だけどゴミは増えていく一方など、自分の行動と重ね合わせて考えることができました。
参加していた高校生は最後に、
「同じゲームを学校でやったときは、2チームとも同じような結果になった。でも今回2つのチームは全然違う結果になった。それは同じような考えを持った人たちだけではなくて、学生、行政の方、一般企業の方など様々な方が混ざったからこそ。たくさんの考えを取り入れて、話し合っていきたい」と話していらっしゃいました。
ゲームでは2チームが意思決定や行動をした結果、それぞれが全く違う結果に繋がりました。
現実社会でもかなり問題になっている海洋ゴミに対して、一人ひとりが真剣に取り組んでいき意思決定や選択をしていかなければならないと痛感しました。
主催者:
①NPO法人FARM&FOOD
NPO法人唐津FARM& FOODは地方都市である佐賀県唐津市を中心にSDGsを推進す る環境教育ワークショップを開催し、教育、国際交流、 産業との連携、観光等地域を活性化し、地方創生に貢献 。 学生から高齢者まで幅広く構成されたボランティアをもとに人と人 のつながりをつくり、 唐津から世界へ未来の文化的環境を創造します。
ウェブサイト:https://karatsu-f-f.com/
②唐津南高校 虹の松原プロジェクトチーム
津南高校は 唐津の美しい宝『虹の松原』 を後世に繋ぐため保全活動や啓発活動、 虹の松原の有効資源を活かした商品開発を行っています。 楽しみながら学び、 そして共有することをコンセプトに松原を最大限に活かした活動を 展開しています。 また得た利益は全て虹の松原に還元する循環型システム構築に向け て頑張っています
ウェブサイト:https://karatsu-f-f.com/nijinomatsubara.html