春日市にある「パティスリールイ」の吉村さんと九州探検隊は熊本県山鹿市へ向かいました。
その目的はというと・・・
JA鹿本の鹿北支部栗部会会長である栗生産者・古川さんを訪れるため!
熊本県で一番栗がとれる山鹿市の生産量は818トンで、西日本一の生産量を誇っています。
主に鹿北町と菊鹿町で生産されている山鹿の栗は、かなり厳しい山沿いの斜面に栽培されています。
そんな斜面をスイスイ登っていくとても元気な古川さんに、九州探検隊、吉村さんは驚き!
訪問した7月中旬の栗はまだ緑でしたが、8月下旬〜10月にかけて収穫作業は大忙しになるそう。
古川さんは6ヘクタールという想像もできない大きさの土地で、「利平」、「みくり」、「銀寄」、「岩根」、「ぽろたん」と実に様々な栗を作られています
しかも驚きなのは、たったの6人でということ。
パティシエである吉村さんは、その土地の土の匂い、生えている草の味など五感で自然を感じながら栗についてお話をうかがっていました。
どの栗をどんな状態で提供するのか、甘露煮・クリーム・焼き栗どんなものに変化させるのかなどお二人でお話をされていました。
吉村さんにはどんなイメージが浮かんだのでしょうか・・・?
そして今回視察をさせていただいた古川さんの栗を使って、パティスリールイの吉村さんがケーキを作ってくださることが決定しました!!!
10月の九州深発見の会期に、大丸福岡天神店にてお買い求めいただけます😀
どんなケーキができるか楽しみですね〜😋
今回の視察では、他にも同市の『藤本製茶』で“やまが復刻紅茶”を学び、楽しみました。
藤本さんは、「緑茶が1日に400kg作られるのに対して、紅茶は3日で40kgと超希少」と教えてくださいました。
そして「復刻」というのも実は、日本で初めて“紅茶”を作る伝習所ができたのがこの山鹿市。
茶葉や発酵に関するデータを徹底的に調べ、農薬を使わない紅茶を開発されたそうです。
渋みが少なくまろやかな通常の紅茶と、ベルガモット入りの香り高い復刻紅茶を飲み比べ!
国産ということでどちらもえぐ味や渋みはなく、かなり飲みやすかったです。
最後には少量多品種の果物を栽培される農家を訪れ、シャインマスカットをはじめクイニーナやウィンディサマーなどたくさんのぶどうの品種を見学することができました。
日本ミツバチのはちみつを前に、吉村さんは大興奮!
やはり国産はちみつと外国産のはちみつではスイーツの味もかなり違うそうです。
山鹿市は栗をはじめとして魅力がたくさん。
今後も素材を使った新商品製作はもちろん、一緒に取り組みをしていきたいと感じました。