宮崎の美味しいものといえば、何を思い浮かべますか?
チキン南蛮、レタス巻、マンゴーなどの定番アイテムはもちろん
本格焼酎や宮崎牛という方もいるかも知れません。
ところが、新たな名物がグイグイ盛り上がりを見せて来ていることを
ご存じでしょうか?
それは、なんと「餃子」~!!
2020年上半期、宮崎市は支出金額と購入頻度で見事、全国1位となるほどの餃子の街に。
(総務省「家計調査」より)
2020年度にひきつづき、2021年上半期も、宮崎市が購入頻度・支出金額でともに日本一となりました。
でも一体なぜなんでしょう?
九州探検隊は、宮崎を訪れ
「なぜ、こんなに餃子が盛りあがっているのか?」
ある方に伺うことができました。
そのある方とは、宮崎市ぎょうざ協議会(公式ホームページ)の
代表 渡辺 愛香さん。
渡邊さんは「屋台骨」というラーメン・餃子店もされています。
Q.宮崎では餃子がものすごく熱いって聞いてきたんですが
A.ありがとうございます。2020年度2021年度 上半期
購入頻度 支出額ともに \全国1位/ を取らせていただきました。
Q.全国で一位ですか?
宮崎ではそんなに餃子食べられるんですね?!
A.そうですね。
こういう結果を受けるまでは、市民県民の皆さんも気づいていないくらい、当たり前のようによく餃子を食べていました。お店で食べるというより、お家で食べる餃子なんです。
餃子を「お持ち帰り」や「お土産」として持っていくという文化があるんです。
↑この写真は、ギョーザお持ち帰り用(5~6人前)。この量を持って帰って、家族みんなで食べるそうです!
宮崎ならではの餃子文化ですよね。
個性豊かな餃子が宮崎の餃子の特徴です。
いま協議会のほうは35店舗ほど登録されており
それぞれが工夫をこらした餃子を作っています。
それでは、実際に餃子を食べてみましょう~!
まずは、「屋台骨」さんからです!
宮崎では油にラードを使う店が多いそうです。
ラードを使用することで、カリっというはごたえだけでなく
旨味や甘みも引き出せるとのこと。
外はカリっと、中は、しゃきしゃき感がたまりません。
ラードでカリっとした皮に、地元宮崎の美味しい豚肉と野菜のしゃきしゃき食感。
お、美味しい~!
「もっちり」とした食感が自慢。1967年創業の高鍋町の人気店。
皮のもっちりとした美味しさと、餡の旨味が合わさって
これまた、本当に美味しいです!
「普通の餃子にくらべて、皮が厚いと思うんですが。」
そう話してくれたのは、店主の馬渡 陽一郎さん。
「ただ厚いだけでなくて本当に丹念に仕込んでまして
もっちりとした食感に仕上げてます。
食べた時に甘みを感じたと思うんですけど
それが本来の餃子の味=野菜の甘みなんです。
「畜産大国」といわれているほどですから、
宮崎って餃子を作る原料が本当に豊富です。
この美味しい餃子を全国の皆様に知ってもらいたいですね。」
いや、これは本当に全国の人に食べてもらいたいですよ!
こんがりと焼けてしっとりした感じ。
しっとり「うす皮」が特徴。
高鍋町の「たかなべギョーザ」は1971年創業の人気店。
食べてみると、とろけるように餡が染み出す感じ。
他にない美味しさで、いくつでも食べられそう。
中の餡につかわれている野菜はたっぷり!
たかなべギョーザ 武末 哲治さんによると
「肉の粘りと野菜の水分をきっちり練りこむことで、とろっとした食感が生まれます。」
とのこと。
美味しすぎて、これはいくつでもパクパク食べることができそうです!
3つの餃子店を食べ比べて分かった宮崎餃子の美味しさの秘密。
【1】太陽をたっぷり浴びて育った新鮮野菜
【2】「畜産王国」宮崎の美味しいお肉
【3】専門店が集まる地域ならではの日本屈指の技術力の高さ
今回、九州探検隊は、宮崎を訪れてみて実感しました。
宮崎には、美味しい餃子が生まれ、そして発展していく土壌があるということを。
そして、また宮崎に行くことがあったら、絶対に餃子を食べようと。
この美味しさを皆様にお届けしたい!
宮崎を代表する人気店の餃子だけでなく、
宮崎を代表するグルメも一堂に味わえる特別イベントを開催いたします。
熱いぜ!宮崎 展 9月29日(水)~10月4日(月)
大丸 福岡天神店 本館8階催場
ご来店お待ちいたしております。